こんにちは、ゴードンもときです。
ボディビルのポージングの花形のひとつとも言えるダブルバイセップス。
両腕の力こぶを見せて、腕の太さをアピールする非常に男らしいポージングです。
このダブルバイセップス、一見簡単そうに見えるのですが、その実非常に奥が深いです。
ボディビルのポージングとして当然なのですが、腕だけでなく全身で魅せなければいけません。
単に腕に力を入れて、力こぶを誇示すれば良いという単純なものでは無いのです。
では、どのようにすれば美しいダブルバイセップスができるのでしょうか。
ポージングを極めるためにも、ポイントを見極めてつつ繰り返し練習すべきですね。
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ダブルバイセップスの重要なポイント
自分ひとりでポージングの練習をしている分には、中々ポイントに気が付きづらいです。そのため僕もパーソナルトレーナーにお願いし、毎回チェックしてもらっています。
そのチェックの際に指摘をもらった、ダブルバイセップスのポイントについて紹介していきます。
このポイントを意識するだけで、格段にダブルバイセップスがきれいになります。
ぜひ、鏡を見ながら練習してみてください。
胸をしっかり張る
まずダブルバイセップスでの全体の印象を左右する、胸の張りについて。何も知らない人がダブルバイセップスをすると、単に腕を曲げるだけで終わりがちです。
ですが本格的にするのであれば、背筋をグッと伸ばして胸を張りましょう。
イメージとしては、大胸筋を前に突き出す感じです。
これだけでも、だいぶ印象は良くなります。
さらに格好良いダブルバイセップスにするのであれば、胸を張った状態で大きく息を吸います。
もちろん腹式呼吸ではなく、胸に息を吸い込むのです。
息を吸い込んだ後は、吐き出しながらも膨らんだ胸は維持したまま。
これでダブルバイセップスを正面から見たときの印象が、だいぶ大きくなりますよ。
肩を下げて首を伸ばす
胸を膨らませて、身体を大きく見せる事を意識し過ぎると、どうしても肩が上がってしまいます。すると首をすくめているように見えてしまい、不格好なダブルバイセップスになってしまいがち。
対策としては、胸を張りつつもしっかりと肩を落とす事を意識してください。
たったこれだけですが、意識をするだけでもだいぶ改善されます。
首をすくめた余裕のない必死なダブルバイセップスから、自信に満ちた余裕のあるダブルバイセップスへ変わるでしょう。
三頭筋を正面に向ける
ダブルバイセップスで最も重視されるのは、当然ながら腕の部分です。これをよりしっかりと美しく見せるために大切なのは、二頭筋だけでなく三頭筋もしっかり見せる事。
何も考えずにポージングをすると、力みから前のめりな感じになってしまい、三頭筋が背面へと隠れてしまいます。
これだと審査員に三頭筋が見えづらく、腕の太さがアピールしきれません。
肘を前に出す要領で、三頭筋を前に向けてしっかりとアピールしてください。
肘を肩の高さに保つ
意識しないとずれてしまいがちなのですが、ダブルバイセップス時には肘が下がらないように注意しましょう。力こぶを作ることに意識が向き過ぎると、どうしても肘が下がってしまいます。
肘は肩を高さに保つことで、三角筋の丸みが浮き出て、より美しいラインができるのです。
広背筋を広げて大きく見せる
ダブルバイセップスであまり意識できていないのが広背筋でしょう。背面の筋肉ではありますが、広げれば正面からも見えて、身体の広がりをアピールできます。
両腕を上げて力を入れた後は、肩甲骨を開くイメージで広背筋を広げてください。
肩甲骨・肩・肘の三点で上手く広背筋を広げる感じです。
初心者は広背筋に神経が行き渡っておらず、コントロールが難しいかもしれません。
ですがやっていくうちに神経が発達してきて、上手に動かす事ができるようになります。
大切なのは、とにかく意識することなので、毎回脇下あたりを注視してポージングしてみてください。
上半身と下半身は別々に作る
ポージングをバシッと決めようと焦る気持ちは分かりますが、一気にダブルバイセップスを作ろうとせず、上半身と下半身は分けて作りましょう。僕の場合はまず下半身の位置取りと力を入れるところまでをやってしまい、その後で上半身を決めていきます。
これが両方同時に決めようとしてしまうと、意識が散漫になりズレが生じやすくなります。
おちついて片方ずつ作り、格好良いダブルバイセップスを決めてください。
下半身にもしっかり力を入れる
ダブルバイセップスの主役は上半身ですが、下半身も忘れてはいけません。ポージングはあくまでも全身のバランスが重視されるので、下半身も意識する必要があります。
腰を曲げずにしっかりと伸ばし、お尻を引き締めて脚にも力をいれましょう。
全身を使って大きく見せるというイメージが大切です。
片足は側面を向けてふくらはぎを見せる
ダブルバイセップスの際、片足はつま先立ちになります。この時、単に前向きにつま先立ちをするのではなく、少し捻って裏のふくらはぎを見せるようにしてください。
こうすることで、余すことなくヒラメ筋までアピールできます。
ポイントを確認したらひたすら練習を
これらのポイントを意識しながらポージングするだけで、以前よりだいぶキレイにできるでしょう。ただ、頭で分かっていても上手にできるとは限りません。
やはり身体で覚えてしまわないと、中々パッとキレイにダブルバイセップスはできないはず。
ポイントを頭に叩き込んだら、トレーニング中のセット間やクールダウン中にでもこまめに練習しましょう。
この繰り返しが美しいダブルバイセップスを生み出してくれるはずです。